「女性スタッフは妊娠・出産で辞めてしまうから教育してもムダ」
というお話を聞くことがあります。

今の世の中、女性だって「できれば出産後も働き続けたい」と思っている人がほとんどではないかと思います。
“手に職”系の業種は特に、その傾向が高いと感じます。

かくいう私も、できれば美容のお仕事に復帰したかったです。
再就職を考えたときに制度が整っているサロンを見つけられなかったから復帰をあきらめてしまいました。
逆に言うと、柔軟な働き方ができる制度が整っていれば、きっと出産してもスタッフさんは戻ってきてくれます。
せっかくこれまで経験を積んできたのに、資格を取ったのに・・・
技術を持っている人材を眠らせてしまうのはとてももったいないですね。

ママスタッフの復帰を妨げる要因としては以下のようなことが考えられます。
☆これまで誰も育休から復帰したことが無く、職場も復帰を受け入れる雰囲気ではない。
☆保育園に入れない
☆育休中のブランクで、本人が自信を無くす
☆子育てとの両立が難しい
☆中途半端に稼ぐなら、専業主婦でいた方が良いのではないかという葛藤
☆家族の理解が得られない
などなど、いくらでも出てきそうです。

「最初のひとり」が産休・育休から復帰し、育児と仕事の両立に奮闘しながら頑張る姿を見せてくれることで、
他の女性スタッフも「出産してもこのサロンで働くことができるんだ」と安心できます。
確かに、初めての産休・育休は本人だけでなく、他のサロンのメンバーにとっても大変なことがあるかと思います。

制度を整え、柔軟な働き方ができるようにする
定期的な面談を行い、キャリアについて一緒に考える・・・
お互い様の精神で、スタッフ同士が助け合うことができれば
きっと、人の辞めない素敵なサロンになりますね。